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声の女性化・喉仏切除

voice-feminization-surgery

以下の内容は医学的な内容が含まれていますが、この情報により生じた問題は「情報利用における自己責任原則」を守って下さい。

人は男女の区別を無意識に外見以上に声の質で判断しています。
外見のパス度がいくら高くても、その声が男性のHzで出ている場合、疑問を持ち男性ではないかと考えるケースが多いのです。
逆にパス度が低い場合でもその声が女性のHzで話し方が女性であれば、何の疑問もなく女性と判断します。
そのように声の女性化は体の手術位以上にMtFの方々にとって重要な手術であると考えます。

この手術は整形外科の医師、麻酔科の医師等2~3名の医師がかかわります。
数十年の歴史のある外科処置で医療研究を続けた結果、近年飛躍的に改良された成果です。

執刀医は長年ヤンヒー病院で耳鼻咽喉科、特に声の女性化手術の研究を続けてきたDr. Ornouma Srivanishvipatが担当いたします。手術は事前に音声検査、オシロスコープによる検査、声帯スコープによる検査を経て全身麻酔で行われます。

基本的に1度で終了致します。

声の女性化手術内容

Dr. Ornouma式の声帯伸長手術で喉仏の下部を横に5センチ程度切開し前部甲状軟骨に声帯の靭帯を引きつけ結張力を上げて声のピッチを上げる事により元の男性の平均120Hzから平均的な女性の200Hzの声を得る手術です。
切開した跡は首の横皺に隠れて目立たなくなります。
*ケロイド体質の方は赤くミミズ腫れ跡が残る場合がありますが、これは体質的なもので受けない方が良い場合もございます。

この手術は男女ともに加齢や飲酒喫煙などにより声帯筋にダメージを受けて声の質が低くなった方々にも適用されます。

過去弊社から100件以上この手術を受けられましたが、ほとんどの方に満足のいく結果を得られました。

デメリット:
新しく手に入れた楽器のようなイメージで、正しい声の出し方を取られない場合や、今まで裏声を使い続けてそのまま出した場合正しい声が出ないケースも何件かございました。

声帯の筋力が強すぎて、縫合部分が外れ声が元の低い声に戻ったケースもありましたが、声帯そのものには手を加えていないので、補償による再手術で希望通りの声を得られました。

声のボリューム自体元の男性と比較すると小さくなる場合が多く、音痴になるわけではないのですが、プロ歌手などにはお勧めできません。

喉仏除去手術内容

Dr. Ornoumaによる男性特有の大きな喉仏の軟骨を除去する手術です。
声の手術を受ける際には、同じ箇所を切開するので同時に受けた方が良いと言われております。

この手術は一般的に人が男女を見分ける際に喉仏が目立つか目立たないかでの判断が多く、パス度を上げるために必要な手術であり元々目立たない人は受ける必要はございません。

デメリット:喉仏の軟骨が薄くなるので、個人差がありますが声帯の振動特性が低くなる場合も稀にございます。そのため、20歳以上、声帯や軟骨が安定する22歳以上で受けることを強くお勧めします。
主に若い方で軟骨の成長が残っている場合、喉仏を切除しても再度軟骨が成長して喉仏が目立つ場合も稀にございます。

術後のケアについて

手術後に最も重要なものは、新しくなった声帯での音声トレーニングの試みです。
その処置が無ければ新しい声帯のメリットが得られない可能性があります。
手術後に正しい声の出し方ができなかった場合には、後で修正することが困難になりますので、初期トレーニングが必要です。

ケアを完璧に行えば、個人差はありますが、女性としての社会生活は可能になり、
本来の女性と見られることも可能といわれています。
この手術が終了すると、通常女性と遜色のない音声を得られます。
深い精神的また肉体的満足感を得られるのは事実です。
これらの手術は現在の医学で安全性、安定性も含め最高峰の治療です。
しかし、この声の女性化手術は、完全に同一の形状や機能を持たせるものではない、という事を十分ご理解ください。